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2月5日村上市の生涯学習センターで「防火対策セミナーin村上」に行って来ました。
講師は「桜設計集団一級建築士事務所代表の安井昇 氏」です。
最近火災が多発していますね、火災は全ての物を燃えつくしてしまいます。平均すると20分に1軒の火災が発生しているそうです。
そこで、木造の家は火災に対して弱いのか、特に密集地に於いてはどうなのか?木造だから燃えたのか?等のセミナーでした。
しかし近年は木造で造られる規模、用途、地域も定められており基準通りに施工された木造建築物は、火災安全性を十分に確保できる事も証明されてきています。
糸魚川大火災でも焼けずに残った住宅がありました。もともと木材は燃えるものですがそれ自体は悪い事ではなく、仕様によっては延焼時間を延ばす又は他の物と組合せて仕様する事で延焼しにくくする事も出来ます。
火災には、屋外(隣棟)で発生する火災と、屋内で発生する火災があり人が生活をしている限り火災が発生するリスクは常にあると言う事です。
火災が発生した場合の避難経路となる壁や天井の内装仕上材を燃えにくくしたり、窓からの排煙が出来るようにするなど、火熱・煙の発生を抑制し排除する事が重要との事でした。
そして何より火災を出さない事ですが、住宅内の可燃物を減らす事も大事な事です。住宅の中には物が溢れていませんか?内装材は不燃材仕様でも室内の家具などに燃え広がって大きな火災に発展するそうです。
そうならない為にも火元から1m以上離す、キッチンに燃える物を置かない、仏壇の廻りに燃えそうな物を置かない等日頃の配慮も大事との事でした。
木造建築物は日々進化しており、地震や火事にいつも負けるものでは無くなって来ていると言う事、密集地でも建築基準法に従って設計施行する事で実現可能性が高まるとの事でした。